「新~~~~!起きて~~!朝だよ~~~!」


俺を呼ぶ声に、そっと目を開ける。


「今日から高校生だよ~~~!」


……………起きたくない。

まだ寝てたい…。


春休みが長くて布団と親友の俺にはまぶたが重い。


「新ーーーー!」


うっすら目を開けると、短いチェックのスカートが目に入った。


………あぁ、高校生…


なんて訳の分からないことを考えながらもぞもぞ動いた。


「新っ…!」


視界いっぱいに入ってきた、女子高生。