その言葉を聞いて、ワタシの顔は明らかに赤くなっていると思う。


この薄暗いおかげで、アイツにはバレずにすんでいるのが救いかな、、、



「俺と付き合ってほしい!」



さっきまでの穏やかな口調とは違い、強めな口調に変わる



しかし、その言葉を聞いたワタシは素直にハイと答える事ができない


「ゴメン。今のワタシには、返事できないよ。」


自分でもビックリする事を言って、変なリアクションをしてしまった


その動きに、アイツはノーリアクションで呟いた。



「そっか、ゴメン」


今にも泣きそうなアイツ。



「急にゴメンね。それが言いたかったんだ。後、謝りたくて・・・。こんな時間にゴメンね。じゃあ、そろそろ帰る。」


ワタシを背にし、アイツはゆっくり歩いていく。


その歩いていくアイツの背中は、なんか寂しそう感じた。


このままでいいの? このまま、アイツと・・・


そう自分の中で、自問自答を繰り返しいるうちにワタシは口走っていた