「沖田さん」

「どうしましたか?」

「私の…過去、聞いてくれますか?」

多分、私の声は震えてるだろう。

すると抱きしめる力を強くして

「話してくれるなら嬉しいです。そしてどんな過去であっても受け止めてあげます」

あぁ……やっぱりこの人なら大丈夫だ。