俺、真部明。



今、幼なじみの奈々子を抱きしめ中。


正直言って、超恥ずかしいです。




奈々子、激可愛い。





顔真っ赤だし。


俺を喜ばす天才だし。



でも馬鹿。





「アキラ…苦しい…放してっ!」


「嫌だ」



逆効果ってーのソレ。





「お母さん達帰ってきちゃうよ!」


「…で?」


「恥ずかしいから!」


「…ふーん、まぁ恥ずかしがった所で俺が放すとで「ガチャっ」





マジで!?



玄関の方からドアが開く音。



奈々子…放したくない。

でも…でも…!