菜々side


『優斗。離して』

優斗「やだ」


はぁ。私の前だったら、甘えん坊になるんだから…


あ。皆、驚いたよね?


優斗は、いつも冷静って感じだけど…


なぜか、私の前では甘えん坊になる。


まぁ。それが、また可愛いんだけどね♪


キュンってなるの♪


茅「優斗、離してあげてー!」

優斗「やだ」


もう…。


『あっちに着いたら、いっぱい抱き締めていいから』

優斗「わかった…おい。お前ら、行くぞ」

華龍「おぉぉぉぉぉ!!」


皆がバイクに乗った。


『ごめん。白蓮の皆、私姫辞める』

白蓮「は!?」

大貴「どういうことだ!?」


やっぱり、理由聞くよね…


なんて、答えよう…


『華龍の姫になるから』

白蓮「え…?」


だって、こう言わないと疑われるし…


大貴「チッ…わかった」


ふっ。わかってくれたみたい。


よかった。


『じゃあね』


私は、優斗のバイクに乗った。


あ。もちろん、後ろだよ?


『出発して?』

優斗「わかった。おい。警察に捕まるなよ?いけー!!」


出発した。


わぁー。懐かしい…


どんどん、華龍の倉庫に近づいてきた。


早く、見たい。


どんなに変わってるのか…


もしかして、変わってないとか?


いや。それは、ないよね?


変わってるよね?


私は、変わってないことを祈った。