駿side


菜々が倉庫から、出ていったあと…


ーーガチャ


下っ端が急に入ってきた。


なんか、焦ってる……


どうかしたのか?


「どうした?」

下「あの…さっき、総長が車で帰ったんですけど…」


ーーピクッ


この言葉に皆が反応した。


菜々は、いつも帰る時はバイクだ。


なのに、車とは珍しい。


俺は、嫌な予感がした。


「そして…家とは、逆の方向にいきました…」


家とは、逆…?


俺は、地図を出して見た。


菜々の家がこっち。


反対は…


「空港だ!!」

茅「空港!?何のために?」

「知らない!!でも、菜々が遠くに行っちゃうかもしれねぇ!!」


俺は、みんなに指示した。


幹部と白蓮の幹部だけで、空港に向かう。


さすがに全員だと、ポリに捕まるのがおちだ。


俺は、菜々の兄貴に電話した。


案の定、びっくりしてた。