最近、龍と遥斗君があたしの傍にいるからか、睨まれはするものの危害を加えられることはなかった。 もちろん呼び出されることもなく、しばらく安心して過ごしていたのだけれど、やっぱり、そうはいかないみたいだ。 二人がいつでも傍にいるわけじゃない。 一緒にいる時間が増えただけであって、あたしにも一人でいるときはある。 そういう時間を狙って、彼女達はあたしの前に現れる。