はい、球技大会の季節がやって参りました。


「えぇ!!?私が実行委員!!?」


叫んでいるのはもちろん私。


なんで叫んでるのかって?

なんでもちろんなのかって?


....フフッ、勝手に実行委員にされたからですよ!!


6時間目はどうやら球技大会のことを決める時間だったらしくって.....。


私はちょー原田さんとヤバい展開になってたからPSPを手放せず、屋上でプレイ。

結果、6時間目をサボってしまい、しかも実行委員にさせられたと言うわけだ。


ま、愛故にだから仕方あるまい。


だって、あのとき私は原田さんを裏切ってまで授業には行けなかった!!

私の判断は正しい!!


そーだよね?


『ああ、彩華が俺を選んでくれて嬉しかった。』


「は、原田さん。当然です。だって私は....」


『私は...何?』


「.....。」


『ちゃーんと言わないとわかんないぞ。お前のその口で.....』


チュッ


『ま、言わなくてもわかるから塞いじゃうけど。』


「ん、原田さんの意地悪!!」


『知ってるくせに。』