「…何が、書いて有るんだ?」


ベッドに腰掛け、秋夜の手記を捲る。

どうやら、日にちも順番もバラバラな様だった。


『[ 8月24日

引きこもり1日目。

親がドアを叩いていて少し煩い。]』


『[ 9月15日


誕生日なんて嫌い


産まれたくなかったな ]』



『[ 10月 1日


コンビニがあって良かった ]』

「ぷっ」


読んでいる内につい笑ってしまう。切羽詰まってる時にコンビニがあって良かった、か。



「……?」


最後のページは、手紙の様になっていた。

消える前に書いたのだろうか。

見付けるなり直ぐ様読み上げていく。