―俺の青春時代― 【先生目線】
大学時代の陸上部のメンバーで集まることになった。
懐かしい顧問の先生やコーチ、仲間との再会。
胸が躍る。
「おう!久しぶりだな」
「お~!新垣!相変わらずかっこいいな、お前は」
懐かしい顔ぶれ。
教師になってから、俺は忙しくてなかなか集まれなかった。
「新垣君、これ覚えてる?」
当時マネージャーだった子。
名前は・・・・・・
確か・・・・・・
「平沼、変わってないな」
平沼、だった。
直には言えなかった。
平沼は、俺のことが好きだった。
俺はそのことに気付いていたけど、最後まで気付いていないフリをしていた。
最後の大会の後、告白された。