ケータイ小説 野いちご

白いジャージ9 ~最終章~

LOVE.1
サプライズゲスト




―サプライズゲスト―



「遅くなって悪いっ!!」




待ち合わせの場所に現れた誠人さん。



暗がりで見る誠人さんは、先生によく似ていた。





「あれ?お前だけか?」




「愛花が眠そうだったから車で待ってる。眠ってから連れてくるって」





誠人さんは車を指差して、優しい表情で笑った。





「お父さんとお母さん、びっくりするだろうね。ふふ」



ウキウキしている私を見て、誠人さんが言う。




「直さん、めちゃめちゃ楽しそうな顔してるじゃん」




「だって、嬉しいことでしょ?」



私は先生の顔を見上げた。




先生は、そうだよと言って、私の頭に手を乗せた。






「つ~か、兄貴達いつになったら夫婦らしくなるんだよ。いつ会ってもラブラブ過ぎるんですけど~」




なんて言われて、先生と私は嬉しくなってまたニヤける。





「はいはい。お好きにどうぞ」



と誠人さんは呆れ顔。






でも、誠人さんだって、ラブラブなんだよね。





私は、花帆さんと一緒にいる時の誠人さんがとても好きだ。




普段とは少し違う雰囲気で、表情も穏やかで。






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