翌日。 私は彼と一緒に愁の家に居た。 愁夫婦にはつい先日、二人目となり男の子が生まれた。 今日はその子に会いに愁の家に来ていた。 「可愛い~!」 夏依さんに抱かれている生まれたばかりの甥っ子。 甥っ子は拓眞(タクマ)と名付けられた。 兄となった翔馬は私の横で生まれたばかりの弟を見ていた。