side 陸 あれから何時間たっただろうか 友香の部屋の友香のベッドに寝転んで ただひたすらに友香がいた事を確かめるように まだ友香の香りがのこる布団に包まれて 目をつむり友香との思い出を駆け巡っていた “〇〇のいないこの空間は色あせて見えた” よく恋愛小説であるこのセリフ。 前までこんなことありえるわけがない。 病院行ったほうが良い。 そんなことを思っていた でも今確かにそう見えている。