そして、その日からまもなく。



 司は、天国に旅立った。




 ……たった一人で。



 わたしの到着を待つこともせずに、寂しく逝くなんて。




 司の莫迦!



『大嫌い……!』



 なんて。



 口が裂けても言え無い。



 それだけ、心から愛してた。