ケータイ小説 野いちご

社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中

□Serious illness 拓斗side







ゆらゆらと立ち上がりカーテンを開ければ徐々に明るくなっている空が見える。


結局一睡も出来ないまま朝を迎えてしまった俺は。





「はぁ」





空の晴天気味にすら溜め息が溢れる。


昨日お義母さんとの電話が終わってからも俺は悩むだけ悩んで――、気が付けば朝になってしまっていた。


アルコールに逃げようかとも思ったがキッチンへ行く気力すら出てこなく、朝まで何をしてたかと言えば溜め息と携帯画面を見つめる程度で。


いや、頭を抱え込んだりもしたな。


こんな事をして情けないのは分かってる。


この時間の間にどれだけ自分自身が愚かで情けない事をしみじみ確信した。


恥ずかしい事に俺は何も出来ない。


もう優子が居なければ何も出来ないんだ。




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