俺はゆっくり手を伸ばし、驚いた顔で俺を見下ろす結衣の顔に触った。すると、手に温もりが伝わって来た。


 本物か……

 ホッとしながら時計を見たら、既に夕方になっていた。と言っても、いつも俺が帰宅する時刻よりは全然早い。そんな時刻に俺がいるから、結衣は驚いたのだろう。


 俺は結衣の腕をグイと引き、俺の上に倒れ込んだ彼女に向かい、こんな時刻までどこへ行っていたのかと聞いた。


 すると結衣は、実家へ行っていたと言った。しれっとした顔で。この、嘘つきめ!


 俺は結衣を抱きかかえたまま、クルッと回って結衣をソファーに組み敷くと、服を脱がしに掛かった。