「………亜遊、強過ぎだろう」


「ホントに初心者?」


関波君・粋羅君の家でゲームし始めて、1時間。


私の周りにいる5人が、呆然としながら私を見ていた。


ヒャイヌはなんか“もっと違う所で活躍しなさいよ”って顔でパタパタ飛んでいて、他の3匹はホーーーッと感心してる。


「このゲーム楽しいね!!」


私の一言で、全員がガクッとズッコケた。


「そりゃ楽しいだろうよ。今まで全戦全勝なんだから………」


関波君がどっか別の所を見て、私の頭をポンポンした。


皆がこんな無気力モードなのは………私が原因なんだ。