・星羅side・
雅ちゃんと
来た理事長室。

そこには
懐かしい
人影…

「朔ちゃん?」

「星羅」

そう言いながら
手を広げる
朔ちゃん。

あたしは
その
朔ちゃんの
胸に飛び込んだ。

そして
泣いた。

我慢が
出来なかった。

雅ちゃんの時は
我慢出来たのに

朔ちゃんまで
居る何て…

我慢が
出来るはずが
なかった。

朔ちゃんの
前で
我慢何て
出来なかった。

そして
たくさん
泣いた。

いっぱい
いっぱい
泣いた。

あたしは
無我夢中で
朔ちゃんの
胸で泣いた。

だから
気付かなかった。

そんな
あたしの姿に
朔ちゃんと
雅ちゃんが
悲痛な顔を
していた事に…