ケータイ小説 野いちご

君の色気、月夜の魔力!

軟派にナンパ!



それは、ふと。

本当にふと思い出しただけだったんだ。


「月には魔力が宿っている」


誰が言ったのかは思い出せないけれど。








「…よいしょっ」


家のすぐ横に生えている樹に手を掛けて屋根の上に登った。


屋根に登るなんていつぶりだろうか。


……うん。スカートとか気にしない。


どうせ誰もいないからと、ヒラヒラとはためかせながら瓦の上を歩く。






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