未瑠SIDE


「へぇ~。なるほどね。」

周りには大理石の床に白いアンティーク調で金色で縁取られているドアがずらっと並ぶ。


そう、私は今、椿さんに学校案内をしてもらっています。


こんな学校は特待生でもないと入れないよ。



「未瑠さん。もう、九時ですよ。そろそろホールでダンスパーティーの説明会が始まりますよ。」


「あ!本当だ。行こう。」


椿さんにせかされて廊下を走る。


説明会か・・・。


初ダンスです!