ケータイ小説 野いちご

こまどりのこえ

積雪予想


夢だとかねがいだとか

ふたしかなものだけを

追いかけて追いかけて


まだ決まりようがない

すこしだけ未来のこと


踏み出す不安に戦いて

歎きと恐れ吐き散らし

なみだだけが流れてく

積もる、積もる、恐怖


このてのひらに本当に

未来など入っているの


おそろしくてただただ

握りしめるのに精一杯

体温で溶けそうに儚い


すこしだけ未来の私は

すこしだけ未来の私は


どんな顔をしてますか

ひたすら望んだ未来を

私は手に入れましたか


そこに降り積もるのが

幸福でありますように


ああ、真理などきっと

どこにもないけれども

吐きながら泣きながら

それでも信じていたい


積もってゆくいのりを



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