バリーン!
ガシャン!
と何の前触れもなく、ガラスが割れだした。

僕はビックリして体が一瞬浮き上がった。

その音に合わせて野次馬も体をビクリと動かしていた。

消防車はまだか!

と思っていたが無情にも炎と黒煙はパキパキッと悲鳴をたてながら、野次馬もそれに合わせてビクッとなっていた。

その時遠くの上空からブルブルブルブルと風を高速で切る音がした。

ヘリコプターが遠くから来るのが見えて来た。
テレビ局が駆け付けてきたのだ。

どこから情報を嗅ぎ付けたのか、流石早くに煙をカメラに写しはじめた。

そんな事より消火だよ!

少し焦り始めたその時、
道路の人だかりを押さえる為にパトカーがやって来た。

そして!