シーン―――
とりあえず俺も個室へ入った。
ドス―――
俺は思いっきりベッドに飛び込んだ。
『どういう意味だ…？』
俺は野宮の言葉がしばらく頭から離れなかった…。
「はーい！皆さん！お待たせしました〜。出てきてくださーい。」
隆さんの声が響き渡った。
ガチャ―――
ガチャ―――
ガチャ――――
連なるように個室から出る。
「皆さん、お待たせしいたしました。これから、簡単な組織案内を行いますから、迷子にならないよう、俺からは離れないで下さいね。」
隆さんはニコッと微笑むと、みんなをエレベーターへ誘導し、“１Ｆ ＴＲ”のボタンを押した。
エレベーターは急降下した。
