初めに言った通り私には一切霊感がありませんでした。 霊感のない人間には当たり前のように幽霊や怪奇現象の存在は分からないのです。 分からないからこそ私は、母や叔母の言う霊感の存在を疑っていました。 自分が見えないものだから、母達は私を驚かす為に嘘を吐いているのだろうと思っていたのです。