『んぎゃぁあ!んぎゃぁ!』


ローザニア国の城内に、新たな命の声が響く


『お妃様!おめでとうございます!可愛い女の子…きゃあ!!』


子を手にしていた、メイドが悲鳴をあげる


瞳を開いたその子の右目は、母親と同じ黄色


しかし、左目は…




まるで血のような紅い瞳をしていた