私が外で待っていると
アスリがやってきた。


アスリも素敵な服を着ていた

頭の上には、王冠…!?



「…アスリ…あなたって、王様?」


「うーん、王子ってとこ。」


ん?
なんか口調変わってないですか?



「あのさ、アスリって2重人格?」


「みんなの前では一応
王子だから、
しっかりしてないとな」


「なんで?
私は素のアスリの方が
いいと思うけど?」


「仕方ないんだよ…」




…王子って大変なんだね




しばらく歩いてさっきの
にぎやかな所に出ると、
多くのキツネ達が集まっていた。


「アスリ様、麻優様こちらへ。」


私たちが、案内された席に着くと

まだ蓋が開いていない
お皿たちが運ばれてくる。



偉い人にでもなった気分…