ケータイ小説 野いちご

♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】

第二章 初恋

「おはよ!」

いつものように教室に入る。

瀬戸内は自分の席に座って、教科書を開いている。



瀬戸内のほうは、絶対に見ちゃ駄目だ…

変に目が合っちゃって、「瀬戸内くんと牧村さん、さりげなく見つめ合ってる!」とか言われたくないし。



黙々と教科書を読んでいる瀬戸内の前を素通りするあたし。

なんでこいつの前を通るだけで、こんなに緊張しなきゃいけないんだか…



無事に自分の席につくと、大きくため息をついた。

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