ドアの鍵をロックし、もう見るのも嫌な青いドレスを引き裂き…は、貧乏性な私には出来ないから床に脱ぎ捨て、私は布団に包まった。


デートだと思って有頂天になり、パーティで恋人として紹介されると聞いて、嬉し涙を流した私って…馬鹿みたい。たかがセフレの分際で。


もう、こんなの嫌。あんな人、好きになるんじゃなかった。
田舎に帰ろうかなあ…

夕べ寝不足だったので、私は泣きながら、いつの間にか眠っていた。


目を覚ますと、部屋は真っ暗になっていた。

テーブルの上に置いた携帯を取って見ると、すっかり夜になっている事が分かった。それと、メールの着信も…

開いてみると、やはり亮介さんからのメールが、3通。