ケータイ小説 野いちご

桃色ブルー

噂の中心




由希のことを聞いてる内に王子様は沢山の女の子と遊んでることを知った。それはもうあちらこちらに。

佳奈は優芽に真面目な顔をして聞いてみた。


「どうやったら由希と遊べるのかな?」


佳奈だって子供じゃない。

由希の遊ぶが普通の遊ぶじゃないことぐらい知っている。

佳奈も今まで沢山の人と付き合ってきたからそれなりの経験はある。でも彼氏じゃない人とヤったりしない。

いつも付き合ってからそういうことをする。

ね?佳奈ってけっこう真面目でしょ?でもヤった途端に別れようなんてことは数えきれないくらいある。

だから付き合ってヤっても付き合わないでヤってもなんか同じな気がする。


「由希は面倒なことは嫌いだけど、ただ体だけを求めるなら誰だって受け入れてくれるよ」

いつも大人で危ない橋は絶対に渡らない優芽の言葉に佳奈は一瞬固まった。

まさか優芽の口からこんなことを言われるなんて。どうせ聞いてもサラリと流されると思ってたのに……。

これでも優芽との付き合いは長い。男との付き合いは短いけど優芽とだけはずっと一緒。だから優芽のことはけっこう理解していたつもりだった。


「……優芽、由希とヤったことあるの?」

恐る恐る聞いてみた。


「うん」

優芽の返事は呆気ないほどシンプルだった。

< 9/ 31 >