ケータイ小説 野いちご

桃色ブルー

お姫様は違う人





佳奈はこれでも自分の思い通りになってる人生だと思う。


一目惚れした人とは必ず付き合えるし彼女にしてもらえた。

それが例え1日だけでも、ヤっただけで振られても佳奈は一瞬でもその人の彼女になれた。

だけど今佳奈が恋をしている人は1日でも彼女にしてくれない。ヤることさえ王子様は佳奈を拒んだ。


好きな人を追いかけるのは嫌いじゃない。

でも絶対その人は佳奈を好きになってくれた。今までの人は。


王子様は追いかけても追いかけても逃げていく。男なら沢山いるし、佳奈だってもうハッピーエンドにならない恋は嫌。

でも佳奈は気づいた。

自分が意外と負けず嫌いだったということに。

目の前で、しかも行為中に女に負けた。

目の前にいるのは佳奈なのに、

頭の中にいる人に負けたのだ。


女として、今まで思い通りにいってた佳奈にとってこれほど悔しいことはなかった。


絶対負けたくない。

佳奈だって女だもん。

好きな人のお姫様になりたいもん。

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