〜そして最終日〜




『……みじ〜
 …紅葉?
 紅葉ぃ!?』

目の前に祐希奈の顔があった。



…あぁ。
寝てたんだ。

バスの中にはあたしと祐希奈だけみたい。


『ほら、起きたよ。
 櫛森。』


………えっ!?
……櫛森?


『あぁ。
 次、班バラバラみたいだからこれ。』

櫛森から渡されたのは
班に二つずつ渡されていたGPSだった。


『集合時間とかは予定より10分遅れたから。




 …それにしても爆睡だったねww』


まただ。
…見られてた。