夢と思いたい。怖い。恐い。
血だらけの緑の君。なんでもいいから逃げて!お願い!
誰か助けて…。





さゆりの腕が光を放つ。





「何が?!」紅い瞳が離れた。





数珠が光を放つ。
「おのれ…。人間!」






ドサリ!と音がした。緑の君は…。自分を糸ごと斬り、自由になっていた。そのまま弾丸のように紅い瞳に爪を突き刺す。





「ぐっ…。アキラ…。おのれ…。」