ケータイ小説 野いちご

地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー

*第壱章*
†休まらない日々

――陸Side――

ある日の大学構内にあるカフェテリア。


……帰りてぇ……。

心の中で、ひとり呟く。

その原因は。

「陸くぅ〜ん、隣座ってもい〜い?」

「ランチ一緒に食べようよ!」

俺の周りに群がる化粧臭い女たち。

マジで……近寄るな。


ウンザリしながらも、顔は笑顔を張り付けて丁寧に断る。


「ごめんね、友達と待ち合わせしてるから」

そう言って、女たちをかわした。


明らかに落胆した表情で去って行く。

だが、去る分だけ……また新たに近寄って来た。


……勘弁して。


心の中で、お手上げ状態の俺。



すると、待っていたヤツの声が背後から聞こえた。


「相変わらず……モテてるな、陸」

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