ケータイ小説 野いちご

地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー

*第壱章*
†甘えん坊?

ーー杏樹sideーー

講義終わったぁ~~!

教科書やノートを片付けて、教室を出る。


「あ~ちゃん、わたし門のところで待ってるね?」

「うん」

繭ちゃんが、パタパタと構内を駆けていった。

先に行かせたのには、ちょっと理由がある。

繭ちゃんは、妖怪だ。

一般人には見えない存在。


そんな子が、いきなり大学の中で見えたりしたら不思議がられる。

だから、正門の前で待ち合わせしてたように装うことにした。


繭ちゃんに、術を施してからバイキングには行くんだ。

さてと、何食べようかな?

今は、お昼ご飯時。

ちょっと軽い昼食を取ってから行こうかな?

う~ん、どうしよー……。


正門に向かうまでの廊下で、1人考えていると。


パシッ!


「へっ?」


誰かに、左腕を掴まれる。


「ひゃああ?」


そのままどこかの空き教室に連れ込まれた。





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