ーー夕方



あれからトークタイムを終えて、ウォータースライダーや海のように波が起こるプールなど、様々なプールを制覇して、あたし達は疲れ果ててホテルに戻って来た。



「温水プールだったから日焼けもしなくて、本当よかったぁ!」


愛チャンはTシャツから出る細くて、透き通るくらい白い手を撫でながらそう言った。


「本当だね」とあたしは愛チャンに微笑んで、ベッドに寝転んだ。


「はぁ……なんか疲れたなぁ……」


仰向けで真っ白い天井を見つめながらそう呟く。


「そうねぇ。プールって結構、疲労がたまるのよね……」



あたしの声を聞いたあーちゃんが、隣のベッドにあたしと同じ姿勢をして天井を見つめながらそう答えた。



「……じゃあさ!夜ご飯まで、まだ2時間もあるし、疲れを癒やしに大浴場にでも行きますか!」


愛チャンは、そう声を上げてベッドに力任せに飛び込んだ。


ドスンとベッドが軋む音が聞こえる。