日に日にイジメはエスカレートしていった。 トイレの件から、攻撃的なイジメも増え始めた。 精神的にも肉体的にも苦痛に感じてきて、陸は次第に学校に行くことでさえ、ストレスを感じ始めていた。 それに追い込みをかけるように、ある夜のことだった。 母と夕食を食べていた。 あまり食欲もわかない。 ツラいことばかりで笑える自信もない。 だが、母に心配かけたくなくて無理していた。 そんな時だった。