「マジでー!?やっとくっついたかぁ!!」



親友の涼ちゃんに瞬と付き合ったことを話したら、
こんな答えが返って来ました。



「や…やっとって何よぉ」

「あんたら、とっくの昔に両思いなのに麻友が意地っ張りのせいで、なかなかね~」



そんなコト言いながら、
私の肩をツンツンする。



「…ナニソレ」

私は頬を膨らませた。
横目で涼ちゃんは私を笑う。


「ん~…なんかすっきりしたわ!」


そう言って涼ちゃんは何だか清々しい顔で学校へと向かう。
駆け足だったので、私も慌てて涼ちゃんを追いかけた。



………


なんで、私が今まで瞬と付き合えなかったか。
答えは簡単。

皆さんお分かりの通り私が意地っ張りだから。


だけど、理由がもう1つあるの。


それは…。



「キャー!瞬君だぁ♪」

「今日もかっこいい///」

「瞬君、こっち向いてー!」



瞬のこの女子人気の高さ。
(そこら辺のアイドルなんかよりも人気高いんだから!)

瞬は後ろにいる私たちのことに気づいていないみたいで、
男友達と登校していた。


「~♪瞬、人気たけぇーねー」


涼ちゃんは、ニヤニヤしながら笑う。


「なんたって、麻友のかr「そ、それ以上言うなあー!!」