買った荷物を車に乗せて、私はいつも通り助手席に座ったんだけど、ワンピースから出た自分の脚がとても気になった。


自分で言うのもなんだけど、太股まで出た生足は、白くてムチッとしていてイヤラシイ感じがする。


スカートなら少し下にずらす事が出来るけど、ワンピースではそれができなくて、油断すると逆にずり上がってしまう。


運転席に座った香取さんもそれが気になるみたいで、チラチラと横目で視線を送って来た。


「佳奈子さん……」


「は、はい」


「なんか俺……、欲情しそう」


「え? よ、欲情?」


「ああ。ちょっと、ごめん!」


そう言うなり、香取さんはガバッと私に覆いかぶさって来た。


「きゃっ!」


私は咄嗟にワンピースの裾を両手で掴み、下を向いて首をすくませた。