何一つ変わらない朝、
今日からテスト一週間前だ…。

いつもと同じように学校に行く。


しかし昨日と一つ違うのは、夏海の気分!



昨日とは打って変わって…気分が晴れてサイコのモチベーションだ!!



しかし、昨日の傷跡がなぜか気になる夏海…


学校に行く準備をし、さっさと家を出て裕也といつもの道を歩く…。



気分が晴れているのか、いつも通る道がスゴく明るく感じる。。。


そんな夏海にすぐに気が付く裕也。



『何か夏海…今日は珍しく機嫌良いなぁ!』



裕也は珍しそうに言った。


「えー?そうかなぁ?」


やっぱりニコニコしながら答える夏海に裕也は聞いてみる。


『何か良い事でもあったか??』


「ウン!!」


元気に答える夏海に裕也は突っ込みを入れる…。


『やっぱ何かあったんじゃねえかよ~!教えろよ~』


「ん~秘密!!」


じらす夏海に裕也は気になっていた事を聞く。



『ちょっと気になってる事聞いていいか?』


「ん?何~」



『嫌がらせはもう無くなったのか??』


少し真剣な顔つきになりながら言う裕也。



「ぷふふっ!!」

裕也が真剣にゆったのに、思わず笑ってしまう夏海。




だって夏海は嫌がらせが無くなって嬉しかったのに、裕也が聞いて来たから我慢できなく笑ってしまった。


『な!何がおかしいんだよ~。お前何か隠してるだろぉ~。』



「ゴメンゴメン!!裕也~もうそのことは大丈夫だから。。。いろいろありがとね…」


そう言うと、夏海は裕也の手を握った。

すると裕也は夏海に答えるように夏海に笑顔を見せると、握った手を自分のポケットに入れて、少し強く握った。。。


その日の朝は、いつにもまして寒かったケド…

何でかな?
裕也と一緒だから暖かい気がした…。

そのまま2人は学校へ歩いて行った。