ケータイ小説 野いちご

17ぱれっと、

14歳。

「いい子だったね~、姫菜ちゃん」
「確かに」
もう一度レジャーシートを敷き、陽が当たらない場所に横たわる。
いい感じの陽気に眠くなりそう。
「最初は頼に告ってくる子だからもっとケバいのを想像してたけど」
「頼くんといい、水戸くんといい、五月くんといい・・・モテるよねえ」
「顔だけはいーの、顔だけは。あれ、拓真が居ない」
ふふ、と笑いながら男子たちを見る。
何が楽しいんだか分かんない遊びを延々としている。
「あーやって見ると、男の子なんだなあって思うよ?女のあたしには立ち入れない域、みたいな・・・昔からそうなんだけどね」
「中学の頃はみんなどんな感じだったの?」
空から男子たちに視線を移す。
んー、と考えながら蒼以は言う。

「今とほぼ変わんないよ?頼は何でも出来て秀才。裏番長的な存在」
「はは、今と変わんない」
「拓真は家がお金持ちで、ゲームばっかしてて。なのに女の子に追っかけられたり・・・何処がいいんだろうね。将来プー太郎だよ」
「和也はあー見えて内気なの。修学旅行でお化け屋敷行ったら怖がって一人で泣いてたからね。しかも中3で」
「うっそー?想像つかない」
「醤油顔はずーっとそう。で旬斗は・・・」
言いかけた所で、言葉が止まる。
不思議そうにどうしたの?と聞かれる。
「ううん。何でもない」
「・・・旬斗はバスケばっかしてて女の子にもそれなりにモテてたよ」
少し声のトーンが下がる。
自分でも分かる。やっぱりまだ傷は癒えないんだ。
それを分かって、無理に笑顔を作った。








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