ケータイ小説 野いちご

花よりも美しく

懐かしい我が家



夏休みが始まってすぐ、月子は実家へと帰った

8月は忙しくなるらしく、帰るなら7月中に、と言われたためである

実家へと向かう車の中、月子は見慣れた景色を懐かしい気持ちで見ていた


(そう言えば、忍さんがどこかへしばらく出かける、って言ってたな・・・)


どこへ行くかは聞かなかったが、出かけるのは8月の終わり頃だと言っていた


(まぁ、私には関係ないし・・・)


考えるのをやめて、月子は座席に背中を預けて、通り過ぎる景色を眺めていた



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