「……かっ!……恋花っ!!」


「んんっ……??」


目をあける。


ぼやけてよく見えない。


「大丈夫か?」


この声………


相手なんか見なくてもわかる。


「……和泉?」


なんで……なんで……


「大丈夫か?恋花!!」


来てくれたの…?


でも………


「なんできたの…?」


「そりゃ心配…「心配ならなんできちゃったの!!!」


ううん。


本当はもの凄く会いたくて、ギュッてしてほしくて……


「ごめん……ほんとはそんなこと思ってないから……凄く嬉しいよ……でもね…?」