ケータイ小説 野いちご

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快楽の代償

産みますか?産みませんか?




『お、おいっ!お前…どうするつもりなんだよ。』


子供達や部下、取引先の業者からも恐れられ、


出産の時だって陣痛の痛さに大声を上げる私に狼狽えることもなく、


常に冷静だったガテン系の夫がいつになく動揺している。


「何言ってるのよ!産むに決まってるじゃない!!?」


というのも、毎月キッチリ来ていた生理が10日以上遅れていた。


しかも、お腹と胸の張り、吐き気に全身倦怠感…


そして、体重増加…。


いかにも妊娠にありがちな症状というオマケもくっついて…。


私達は夫婦であり、健康な大人の男女であるわけだから、身に憶えがないとは言わない。


『だってお前、あの時今日は大丈夫だって言っただろ?だから俺は…』


そう…


私達夫婦は避妊を怠った。


安全よりも快楽を選んでしまった…












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