ケータイ小説 野いちご

社長のご指名

第8章 -アキ-

「紫穂さんマジキレー!」


「…………。」


「社長もそう思いますよね!もう女神ですよっ!」





キュート、セクシーの撮影が終わりエレガントの撮影中、隣にいる中村が興奮している。





須藤さんは確かに綺麗だ。





だが、俺が気になるのは――――…





「鳴海さんでしたっけ?大丈夫なんですか?」





失礼な事を言った中村をギロリと睨む。





大丈夫に決まってるだろ。





だから、そう言ったんだ。





萩原さんとロイド氏は明らかに動揺していた。





あの事は関係者しか知らないと聞いた。





でも、それより深い部分はその関係者の中でも一部しか知らないんだと思う。





萩原さんもロイド氏もあのモデル達も全てを知っているから、あえて知らないふりをしていた。





俺だって久人に聞いて知ったんだから――――…。





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