「優志!!今日ここは!?」




教室に着いたとたん、峯村が迫ってきた。



「だから知らないってば……なに、心愛今日も休み?」



心愛は、“あの日”から約一週間、学校を休んでいた。




「そう!先生は『家庭の事情だ。』の一点張りでねーっ!!休んでる理由がうやむやなの!なんかおかしいと思わない?!」



「はいはい、おかしいのは君のアタマー」





「あ、今むかっときた。」



「んで?家に行こうとか思わなかったわけ??」



「や、行こうとは思ったんだけどね……ここが、『ただの風邪だから心配しなくていいよ』って言うのよ……」




「ふうん……確かにそれは、おかしいかもな……」





俺は、心愛のことが心配になってきた。










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