初めて逢った日からずっと、私の片想いだった。


何度想いをぶつけても。

何度名前を呼んでも。


あの頃のあなたはたったの一度さえ、私に振り向いてはくれなかったね。

受け入れてもくれないけど、突き放したりもしない。


冷たくも、優しい人だった。


最後の最後に、小さく告げた"悪かった"って言葉。

初めて聞いた本音に、縋り付く事さえ出来なかったんだ。





佳祐、私の事どう思ってた?





これから先もずっと、私は届かないあなたの背中を探しながら歩いていくのかな。