ケータイ小説 野いちご

白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~

第1章
先生らしさ



「お待たせ~!!」


ギリギリ約束の時間に間に合った。



あゆみと真崎君、美穂とタカ、桃子と翼先生。


みんなどんな時間を過ごしていたんだろう。



集合場所に集まったみんなを見て、先生の言っていたことが本当なんじゃないかと思った。



翼先生……くっつきすぎ!!



桃子と翼先生の周りにはピンクの花びらが舞っているような雰囲気で。



完全にふたりの世界に入り込んでいるようだった。




かわいそうなのは要君。


「何?この甘い空気!!俺も本気で誰かナンパしてこようかな」



要君の冗談に、みんながそれがいいよと言って、また要君はスネていた。




「要君ならすぐに女の子ついてくるよ」


「お前が本気になれば5分でゲットだろ」



そう言いながらも、要君がナンパなんてできないことはみんな知っている。


案外真面目。




要君はかっこいい。

要君はモテる。


でも、彼女を作らない。




それは、やっぱりまだ次の恋ができないからなのかな。


聞けないけど、気になっていた。



まだ……私のこと、少しは好きだったりするのかな。


勝手だけど、要君に彼女ができたら私も先生も安心するんだよね。






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