ケータイ小説 野いちご

白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~

第1章
ゆかりとたっくん




たっくんとゆかりは、この旅行の2日前に新展開を迎えた。







◆◆◆◆◆◆





不安と期待の混ざった表情をしたゆかりが、私の手をぎゅっと握った。



「直、今からたっくんに会ってくる」



ゆかりが家に来た。



「久しぶりに会うんだよね。ドキドキするね、ゆかり!」


「う、うん…… ドキドキする。付き合う前みたい」



たっくんに突然呼び出されたらしい。


たっくんとの待ち合わせの前に私の家に来てくれた。



「直の顔見たら安心したよ。実は、怖かったんだ」



ゆかりは、たっくんに新しい彼女ができたという報告じゃないかと心配していた。




でも、私は確信していた。


絶対に、たっくんからの愛の告白だと。





「大丈夫!!安心して会っておいで。遅くなってもいいから電話してね、ゆかり」


「うん、わかった。行ってきます」




ゆかりを見送って、私は先生とドライブにでかけた。



家でゆっくり待っている心境じゃなかった。


いてもたってもいられない気持ちだった。






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