甘かった。



私は城之崎大雅のことをまだわかってへんかった。




アイツの恐ろしさを……





忘れられてると思ってたのに。




着々と、私への復讐を計画しとったなんて。



てか、復讐されるような悪いことしてへんで、私。



でも……忘れられるよりはマシか。





部長と大雅は、毎日のように部活中にラブラブしてた。


部員達も、暗黙の了解って感じで見て見ぬフリして。



部員の中には、大雅のこと好きやった人もおったみたいやけど、部長に嫌われたら怖いからみんな気持ちは隠したままで……