部屋の窓から、眩しいほどの光が差し込む。

あたしはうーん、と背伸びをした。



あっという間に合宿も二日目。

たっちゃんの話によると、今日も海で泳ぐらしい。



…いっちゃんに会うのかあ。

そう考えると、少しだけ胸が痛くなる。



だけど、あたしの些細な行動や表情でいっちゃんを困らせるのは、嫌。


だから、あたしが我慢しなきゃ。



いっちゃんを…信じよう。

いっちゃんがあたしに話してくれる、その時まで。



それに、部員のみんなにもちゃんとあたしの元気な姿を見せないとね。

一応心配かけてる訳だし。


そんなことを考えている間にも時間になった。


あたしは急いで、集合場所に向かった。





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